FUスポまちコンソーシアム、神奈川県議会による視察を実施

福岡大学が主導する「FUスポまちコンソーシアム」が、この度、神奈川県議会の共生社会推進特別委員会による重要な視察を受けました。スポーツによる共生社会の実現を目指すコンソーシアムの視察を、部活動地域移行の観点から取材しました。

(FUスポまちコンソーシアムについての前回記事はコチラから)

視察は乾教授によるコンソーシアムの取組に関する講演から始まり、その後参加者は福岡大学のスポーツ施設を見学しました。当コンソーシアムの6カテゴリー20事業について紹介され、小学校の体育授業支援や部活動地域移行トライアル事業についてもお話がありました。さらに、静岡県の「シズカツ」や長崎県長与町の事例も紹介され、部活動地域移行では各地域の特性に応じたアプローチが必要であり、その中で福岡大学では大学の資源を活用した地域移行トライアルを実施していることを示されました。

乾教授は、市街地や過疎地域など、部活動地域移行は地域の特性に合わせた戦略が不可欠であると指摘。大学が持つ学生やスポーツ施設などの資源を活用した地域の特性に応じたモデルの確立を目指し、指導者の育成や派遣システムの検討を実施していると述べました。

このような取組が福岡県や神奈川県に限らず大学のある地域にて、1つの地域移行モデルとして取り入れられることで、さらに地域移行の進展が期待されます。