福岡大学の取組:部活動地域移行トライアル事業を通じ共生社会実現へ


福岡大学では「福岡大学スポーツ・健康まちづくりコンソーシアム」を通じて、大学、自治体、企業、スポーツ団体などが連携し、スポーツによる課題を解決し、健康なまちづくりを目指す取組を展開しています。小学校体育授業支援や中高年を対象にした健康づくり事業、そして中学校の部活動地域移行トライアル事業などが展開されている中で、部活commonサイトでは部活動地域移行トライアル事業に注目し取材しました。

10月から12月の3カ月間、福岡市城南区の6中学校を対象に、大学スポーツ施設を活用して、複数の中学校が同日に集まり、サッカー、剣道、陸上、女子バレーの4つの種目で福岡大学の学生が中学生の部活動を支援しています。指導に当たる学生は事前に座学研修とオンライン研修を受講し、生徒への指導方法やAEDの使用方法などを学び、指導を行っています。部活動の地域移行で課題として挙げられることもある活動場所への生徒の送迎についても、同じ区内のため生徒自身で通うことができ、保護者負担も軽減されています。

本コンソーシアム幹事長である福岡大学スポーツ科学部の乾教授は、「スポーツ施設、指導者、学生など、大学の持つ豊かなスポーツ資源を活用し、まちづくりを推進していく一環として、社会的な課題となっている運動部活動の地域移行にも貢献することを目指します」と述べました。

部活動支援が、1月以降も継続されるかは未定ですが、この取り組みが他の自治体でも導入されることで、地域移行が一層進展することが期待されています。共生社会の実現に向けた新たな一歩として、福岡大学の取り組みが注目を浴びています。

福岡大学スポーツ・健康まちづくりコンソーシアム
FUスポまち – 福岡大学スポーツ・健康まちづくりコンソーシアム (fu-spomachi.jp)
FUKUDAism
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