福岡県宗像市では、中学校の休日部活動を地域クラブに段階的に移行し、生徒たちにスポーツ・文化活動の機会を提供する取り組みが進行中です。2023年9月からは宗像市役所が主催、株式会社グローバルアリーナが企画・運営で「むなかたアカデミー教室」が開講されました。宗像市での取組を取材しました。
宗像市では、休日の学校部活動を地域クラブに段階的に移行するため、また生徒全員がスポーツ・文化活動を行う機会を順次整備するため「むなかたアカデミー教室」が始動しました。
現在教室で実施されている種目は軟式野球や剣道などの9種目で、地域の中学校体育館やグラウンド、高校や地域の競技施設を利用して活動しています。指導者は地域の一般クラブチームや高校の指導者など、専門的な知識を持った人々が中学生の活動をサポートしています。
宗像市では、2023年9月から毎月1回の開催を予定し、その後の年度には頻度を増やして休日の部活動を地域クラブに完全に移行することを目指しています。この計画は、先生方の働き方改革と子供たちの活動機会の確保を同時に進めるための重要な一環とされています。
主催の宗像市役所、企画・運営のグローバルアリーナの担当の方からもお話を伺いました。
市担当者からのコメント「先生の働き方改革を進めていく必要がある一方で、子どもたちがスポーツや文化活動に関わる機会を減らしてしまうようなことがないように、先生の働き方改革と子どもの活動機会の確保を同時に進めなければいけません。」
グローバルアリーナ担当者からのコメント「専門の指導者に指導をしてもらうことで、子どもたちもキラキラした顔で活動をしています。先生に負担をかけてまで指導をお願いするのではなく、専門の指導者のいる地域クラブでの活動が、子どもにも先生にもいい活動の在り方です。」
部活commonでは、今後もむなかたアカデミー教室の取組に注目し、今後もその動向を追いかけていきます。
宗像市 地域クラブ活動の紹介
地域クラブ活動(市主催・むなかたアカデミー教室)の紹介 – 宗像市 (munakata.lg.jp)
むなかたアカデミー教室(企画・運営:グローバルアリーナ)
https://global-arena.org/academy/index.html